涙点プラグ挿入
涙点プラグとは
涙点プラグとは、涙点に挿入する「ふた」の役目をするもので、眼の表面の保湿を高める治療法です。 涙の分泌量が少ない症例に対して、涙の流れをせき止めることにより、角膜と結膜に留まる涙の量を増やす事が出来ます。
涙の流れ
涙は上瞼の後ろにある主涙腺で分泌され、黒目と結膜を潤した後、瞼の鼻側の縁にある上下の涙点という穴から涙小管を通り、涙嚢という組織に溜まります。その後、鼻涙管を通って鼻に流れ出ます。
手術の流れ
- 1.点眼麻酔をします。
- 2.涙点にプラグを挿入します。
- 3.所要時間は約数分です。
その後の経過
涙点プラグはシリコン素材のため、挿入後は炎症等も起きず、一生そのままで大丈夫です。
しかし、自然に取れてしまうこともあります。この場合はサイズの大きいものを入れ直します。
眼の形状により、プラグが眼にあたり充血する場合は諦め、除去します。