涙管チューブ挿入術
涙管チューブ挿入術とは
涙道にチューブを挿入する手術です。
涙は瞼の上にある涙腺から分泌されて、眼の表面の潤いを保ち、古い涙は瞼の内側の上下にある涙点という小さい穴から排出され、涙道を通って鼻や喉に流れ出ていきます。涙道が細くなったり詰まったりすると涙が多くたまったり、あふれて流れ出す場合があります。このような場合にこの治療法の適応となります。
形状
シリコン製のチューブで、持ち手に金属の棒(ブジー)がついている2本1組のものです。
これを上下涙点から鼻涙管に挿入し、ブジーを抜きます。これで涙道を確保します。
手術の流れ
- 1.瞼の内側に麻酔薬を注射します。
- 2.涙点の一部を切り、チューブが入る太さにします。
- 3.チューブを挿入します。
- 4.所要時間は数分です。